国土交通省は、4月10日、「建設工事受注動態統計調査報告(平成25年2月分・確報)」を公表した。
この統計調査は、建設許可業者(約51万業者)の中から、約1万2千業者を対象にして、毎月行っている統計調査であり、同報告は、平成25年2月分の調査結果をまとめたもの。
〈 建設工事受注動態統計調査報告(平成25年2月分) 〉
■受注高
2月の受注高は、3兆6,567億円。(前年同月比 14.6%増、12か月連続の増加。)
(1)元・下請別
元請受注高は、2兆6,026億円。(前年同月比 13.5%増、12か月連続の増加。)
下請受注高は、1兆541億円。(前年同月比 17.2%増、12か月連続の増加。)
(2)業種別
総合工事業は、2兆4,562億円。(前年同月比 13.6%増、14か月連続の増加。)
職別工事業は、4,202億円。(前年同月比 36.2%増、11か月連続の増加。)
設備工事業は、7,803億円。(前年同月比 8.2%増、2か月連続の増加。)
■建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)
2月の建築工事・建築設備工事の受注工事額は、5,136億円。
(前年同月比 51.1%増、4か月連続の増加。)
(1)発注者別
①農林漁業は、6億円。
②鉱業、採石業、砂利採取業、建設業は、122億円。
③製造業は、558億円。
④電気・ガス・熱供給・水道業は、43億円。
⑤運輸業、郵便業は、319億円。
⑥情報通信業は、152億円。
⑦卸売業、小売業は、344億円。
⑧金融業、保険業は、186億円。
⑨不動産業は、1,867億円。
⑩サービス業は、1,458億円。
⑪その他は、81億円。
(2)工事種類別
工事種類別にみると、受注工事額の多いのは、
「住宅」 ・・・ 1,433億円。
「医療・福祉施設」 ・・・ 821億円。
「事務所」 ・・・ 756億円。
(3)発注者別・工事種類別
発注者別・工事種類別にみると、受注工事額の多いのは、
不動産業の「住宅」 ・・・ 1,227億円。
サービス業の「医療・福祉施設」 ・・・ 766億円。
サービス業の「教育・研究・文化施設」 ・・・ 422億円。
◇ 「建設工事受注動態統計調査」とは。。。
我が国の建設業者の建設工事受注動向及び公共機関・民間等からの毎月の
受注額を発注者別、業種別、工事種類別、地域別に詳細を把握することにより、
建設行政等のための基礎資料を得ることを目的とした調査のこと。
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