建設業振興基金 『"お役立ち度UP" キャラバン2012』公表
  • 2013年01月25日

 (一財)建設業振興基金は、1月16日、意見交換会「"お役立ち度UP" キャラバン2012」報告書をホームページ上で公表した。

 これは、同基金が、平成24年7月に、今後5年間の事業執行および組織運営の柱として、取りまとめた、「中期経営方針」に掲げる「事業の総点検と見直し」を実施するため、組織横断的な取組として、建設産業団体等(総合工事業団体、専門工事業団体、事業協同組合など)、建設企業、技術者・技能者、行政などを訪問し、ニーズ調査や意見交換を実施し、報告書として取りまとめたもの。


 今後、同基金では、キャラバンにおいて傾聴した関係者の声をもとに具体の事業に係る改善・改革のスピードアップを図っていくとしている。




〈 意見交換会 "お役立ち度UP" キャラバン2012の概要 〉

1.名称
   「一般財団法人 建設業振興基金 "お役立ち度UP" キャラバン2012」

2.目的
   平成24年7月に策定した「中期経営方針」に基づき、関係団体をはじめとする顧客ニーズ調査等を
   実施し、事業の総点検および見直しを行う。
    見直しを通じた業務改善により、事業推進への具体的な取組等に資することを目的とする。

3.実施時期
   平成24年(2012年)7月から12月にかけて実施。

4.調査項目・調査方法
   主として「中期経営方針」に盛り込まれた「お役立ち度倍増を目指す事業推進への取組」の具体的
      対応や、新事業展開等につきニーズ等を調査。
   原則として先方に出向き、ヒアリングおよび意見交換等の方法。

5.次年度以降の事業計画等への反映
   次年度以降の事業計画には、キャラバンを通じて実施した事業の見直しと改善の結果を反映させる。




※ 若年者入職促進について

■ 〔事業に対する【評価】〕
  ・学生、両親に建設産業の大切さが理解されておらず残念。
  ・基金のパンフレットは一般に全然流れていない。内々だけで資料が回っていては意味がない。
  ・高校生の資格取得については就職に有利に働くため、学校も力を入れている。
      ただし、内申書や履歴書に記載することを考えると、資格は2年生までに取得することが望ましい。

 ■ 〔基金に対する【要望】〕
  ・建設業協会では学校現場との接触を持っているが、基金側からも文科省と接触をとるべきではない
      か。
  ・若年者入職の促進については、長期的な視点から対策を行っていただきたい。

 ■ 〔上記の【評価】・【要望】に対する基金の考え方〕
   〔担当部:構造改善センター〕
  ・人材協(建設産業人材確保・育成推進協議会)の事業として、今年度から本格稼働したキャリアレッ
      スンについては、事業終了後に事業の成果を検証し、内容を改善していく予定です。
  ・人材協には、文部科学省、厚生労働省から委員として参画していただいており、連携して新規入職の
      促進に取り組んでいます。

 ■ 〔平成25年度の具体的対応〕
  ・「(仮称)建設産業体質強化緊急助成事業」における支援のメニューとして、「若年者・将来の担い手
   確保・育成事業」を加え、団体が実施する上記の事業に対する支援を行います。







◇ 建設業振興基金「中期経営方針」に掲げる3つの『喫緊の課題』とは。。。
   ① 「地域建設業の再生・活性化」
   ② 「人材の確保・育成」
   ③ 「建設産業からの情報発信等」








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