防火壁装ラベル

防火壁装ラベル
防火壁装ラベルとは

建築基準法及び建築基準法施行令の「内装制限」に基づき、防火仕上げを行った壁や天井等の防火性能を表示するために貼るラベルです。
国土交通省大臣官房官庁営繕部監修の“建築工事監理指針”に「防火材料の認定を受けた壁紙には、施工後、施工責任を明確にし、当該壁紙による施工が認定された条件を遵守して行われた防火性能のある仕上げであることを表す施工管理ラベルとして表示が行われている」と記載されています。また合わせて、消防が火災予防の観点から建物等が消防法などの法令基準に適合しているかを確認するための判断基準や要領を記した“予防事務審査基準”にも「認定された防火材料については、区分ごとに2か所以上に表示マークを附すよう指導すること」とあり、その防火性能が外見から確認可能となるよう防火仕上げの証として「防火壁装ラベル」が付けられています。

※ 一般的な住宅には防炎等の法的な義務がない場合が多いですが、
  様々な災害に備え、安心・安全の「防炎・防火のある暮らし」をお勧めします。
防火壁装ラベル
壁、天井等に貼られています。

※ 防火性能(不燃準不燃難燃)は、
  「壁紙」と下地となる「基材」との
  組み合わせで決まっています。

防火性能とは

建築材料に通常の火災による加熱が加えられた場合に、以下(1)〜(3)の条件を満たしているもので、国土交通大臣が定められたもの又は認定を受けたものをいいます。

  1. (1) 燃焼しないものであること。
  2. (2) 防火上有害な変型、溶融、き裂その他の損傷を生じないものであること。
  3. (3) 避難上有害な煙又はガスを発生しないものであること。
【性能区分】
  不  燃性能  ・・・ 加熱開始後20分間(1)〜(3)の要件を満たしているもの。
  準不燃性能  ・・・ 加熱開始後10分間(1)〜(3)の要件を満たしているもの。
  難  燃性能  ・・・ 加熱開始後 5分間(1)〜(3)の要件を満たしているもの。
防火壁装ラベル これらのラベルが付けられている「壁」「天井」等は建築基準法に基づく防火性能を有するものです。
建築基準法及び建築基準法施行令の内装制限について、さらに詳しく知りたい方はこちらへ 内装制限一覧表【壁装施工団体協議会 作成】